転職が近年30代、20代の若い世代に非常に多くなっている傾向があります。
これは、以前のように「一度入社したら一生その会社で働く」という考えの人が少なくなったことや世の中が転職に対する理解が深まったのが要因となっているようです。
転職ともなると初めて就職するときよりも色々と悩むことが多くなるのが普通ですね。
今までの会社で得てきた経験や知識、技術力といったものを捨てて、新たな職場へ転職するわけですから簡単に決められることではないでしょう。
まして、初めての転職ともなると、勤め先を探すことだけでなく転職に関わる様々な手続きなども分からないままですから、なおさら悩みが大きくなりがちです。
初めて転職をする際に有効なのは、今までの職歴のなかで得た人脈を使うといったことがあげられます。
スキルや経験といったものは、長期間勤めていれば自然と身につくものですが、こうした人脈といったものは人それぞれ違いがあります。
転職を考えたときに、今まで培ってきた人脈のなかから思わぬ良い話しが転がり込むことも少なくないものです。
紹介という形で転職先の企業に話を通してもらうことが出来たら、人目を気にしながらハローワークに通う必要もありませんし、転職セミナーなどに参加する必要もありません。
又、スカウトといった形で今よりずっと良い待遇で転職できる可能性もあります。
仕事の中での人との関係をよくする努力を続けることで良い人脈は得られるので、人脈を
作ろうとしてすぐにできるものではないのです。
こう考えると、転職を考えるまえに人脈というものを大切にする必要があるでしょう。
中高年が転職をする理由は大きく分けて次の5つに分類できます。
①会社の倒産②リストラ③自己都合(独立を含む)④ヘッドハンティング⑤病気による退職。
中高年の転職は難しいというのが通り相場です。
よほどの実力がない限り、転職をしても厳しい状況が待っています。
サラリーマンで失業保険をもらっても、支給期間内に次の就職先が見つかるのはかなり難しくなっています。
特にある程度、希望条件を絞った場合、その難しさは倍加します。
また、収入面でも減少するのは覚悟しなければなりません。
特に今の時代は中高年は人工構成比で行けば、多い年代に当たり、同年代通しで仕事を奪い合う様相を呈しています。
一般公募の件数も非常に少なく、年齢不問などの条件があれば、中高年が殺到します。
実力がある人は、企業が離しませんし、ヘッドハンターに声をかけられ、転職の心配などしなくて済みます。
世の中には色々な職種があります。
古くからある伝統的な職種や、聞いたこともない職種まで様々です。
中高年が活躍できる転職市場は、どちらかというと聞いたこともない若い市場でしょう。
なぜならば、そうした市場や会社は経験豊富なスタッフがいないため、中高年の経験と力を必要としているからです。
あるいは、自分でそうした市場を作り上げることで夢を実現させることもできます。
例えばNPO法人もその一種です。
これは利潤追求は禁じられていますが、世の中に貢献する、という意味では生きがいに通じる仕事ができるでしょう。
経済、法制度(新会社法、SOX法など)の影響で雇用情勢はかなり変化しています。
また、経済のグローバル化により地方の中小企業も世界のマーケットとの競争になっています。
こうしたことを背景に中高年が培ってきた経験や知識が役立つ場面は狭められているようです。
特に多くの部署を経験した人ほど、結果的に器用貧乏となり「使えない」人材となる可能性が高いです。
しかし、こうした情勢を見越して「自分への投資」を怠らなかった人ほどあわてないで済むようです。
就職試験でまず相手先の担当者があなたを評価するのは履歴書と職務経歴書の内容です。
中高年の場合は、それまでの職歴があるので、これらの書類を書く過程で希望企業の求人内容との整合性が理解できる場合があります。
つまり希望企業の求人内容と自分の希望がマッチしているのか、自分が希望企業の担当者だったら、自分の経歴はどうなんだろうか、という目で見られるはずです。
新卒と違って社会経験はかなり重視されますし、余りにもかけ離れた職種への応募は最初からはねられる可能性が高いことは覚悟しておきましょう。
しかし、あなたが技術職などでユニークなアイディアを持っている場合は転職をしないで、会社を興せるいいチャンスかもしれません。
再就職を目指してがんばるぞ~。