就職活動で内定を得るには就職面接は大事なポイントであり、面接を突破しないことには不可能です。
近年の就職活動では1対1の個別面接のほかにも面接形態がいくつかあります。
まず、「集団面接」ですが、これは数人の学生が一度に同時に面接を受けるものです。
面接官の質問に対する答える発言の順序によって異なりますが、最初に論理的にバシッと決められると、自分が話すことは「稚拙」ではないのかと思い込んでしまい、予定していた話を変えて失敗する場合があります。
この場合は、もう「人は人」と割り切ってしまって、自分の素顔をぶつけることが重要だと思います。
立派な話で合否が決まるわけではありません。
また、自分と似ているエピソードを先に喋られてしまい、面食らうこともあるでしょう。
しかし、慌てることはありません。
エピソードを説明するのみだと同じような話になるかもしれませんが、その背景にある自分の想いを語るのであれば十分に差別化は可能です。
なので、心配することはないですね。
もうひとつは「クループディスカッション」です。
これは一般的には、与えられた課題について学生何人かで討論させるものです。
このとき、話の主導権を握ろうという狙いで必要以上にテンションを上げて発言する人がいるものです。
しかしこれは独りよがりの行動に映ることもあります。
大事なのは「周囲の状況をきちんと判断した発言ができているか」ということでしょうかね。
その様子を面接官はしっかりチェックしています。
また、発言の中に物事への取り組み方を判断できる要素があるかどうかも面接官は見ています。
その上で、グループの発言を吸い上げて、与えられたテーマを結論づけていく方向へ模索する姿勢の有無も判断の基準にしているようです。
今挙げたふたつは慣れないと周囲に影響され、失敗する場合もありますから注意しましょう。
面接対策として事前に面接本を買ってきて目を通したり、練習をしておいてある程度なれておくことが大事ですね。
中高年が転職をする理由は大きく分けて次の5つに分類できます。
①会社の倒産②リストラ③自己都合(独立を含む)④ヘッドハンティング⑤病気による退職。
中高年の転職は難しいというのが通り相場です。
よほどの実力がない限り、転職をしても厳しい状況が待っています。
サラリーマンで失業保険をもらっても、支給期間内に次の就職先が見つかるのはかなり難しくなっています。
特にある程度、希望条件を絞った場合、その難しさは倍加します。
また、収入面でも減少するのは覚悟しなければなりません。
特に今の時代は中高年は人工構成比で行けば、多い年代に当たり、同年代通しで仕事を奪い合う様相を呈しています。
一般公募の件数も非常に少なく、年齢不問などの条件があれば、中高年が殺到します。
実力がある人は、企業が離しませんし、ヘッドハンターに声をかけられ、転職の心配などしなくて済みます。
世の中には色々な職種があります。
古くからある伝統的な職種や、聞いたこともない職種まで様々です。
中高年が活躍できる転職市場は、どちらかというと聞いたこともない若い市場でしょう。
なぜならば、そうした市場や会社は経験豊富なスタッフがいないため、中高年の経験と力を必要としているからです。
あるいは、自分でそうした市場を作り上げることで夢を実現させることもできます。
例えばNPO法人もその一種です。
これは利潤追求は禁じられていますが、世の中に貢献する、という意味では生きがいに通じる仕事ができるでしょう。
経済、法制度(新会社法、SOX法など)の影響で雇用情勢はかなり変化しています。
また、経済のグローバル化により地方の中小企業も世界のマーケットとの競争になっています。
こうしたことを背景に中高年が培ってきた経験や知識が役立つ場面は狭められているようです。
特に多くの部署を経験した人ほど、結果的に器用貧乏となり「使えない」人材となる可能性が高いです。
しかし、こうした情勢を見越して「自分への投資」を怠らなかった人ほどあわてないで済むようです。
就職試験でまず相手先の担当者があなたを評価するのは履歴書と職務経歴書の内容です。
中高年の場合は、それまでの職歴があるので、これらの書類を書く過程で希望企業の求人内容との整合性が理解できる場合があります。
つまり希望企業の求人内容と自分の希望がマッチしているのか、自分が希望企業の担当者だったら、自分の経歴はどうなんだろうか、という目で見られるはずです。
新卒と違って社会経験はかなり重視されますし、余りにもかけ離れた職種への応募は最初からはねられる可能性が高いことは覚悟しておきましょう。
しかし、あなたが技術職などでユニークなアイディアを持っている場合は転職をしないで、会社を興せるいいチャンスかもしれません。
再就職を目指してがんばるぞ~。