キャリアアップを目指して自己研鑽に励む派遣社員が急増
キャリアアップや異業種への転職を目指し、「自分磨き」に励む派遣社員が増えている。
こうした人たちが賢く利用しているのが、人材派遣会社の提供するセミナーや講座。
会社側も新たな登録者獲得につなげようと、内容充実に努めている。
東京都内の派遣社員、柴田みゆきさんは、9月から大手投信会社で働き始めた。
伝票処理や物品管理、経費精算など、仕事の幅は広い。
短大卒業後、航空会社で地上職員として働いた後、2001年、外資系航空会社の客室乗務員に。
4年半、世界を飛び回ったが、「このまま続けても仕事の幅は広がらない」と今春、人材派遣会社「スタッフサービス」に登録した。
希望職種は「一般事務」。
しかしデスクワークの経験はなく、不安が募った。
そこで利用したのが、同社が登録者向けに提供している講座だった。
札幌、仙台、東京など全国15か所の「スタッフサービスビジネススクール」では毎月計300講座が用意され、大半が無料で受講できる。
柴田さんが選んだのは、事務職に欠かせない知識や作法を1週間で学べる「就業前特別集中研修」や「ワード」「パワーポイント」「ビジネス文書」など。
同社が提携する資格学校にも通って「証券外務員2種」の資格も取得し、今の仕事に就いた。
「経験がない分、スキルや資格を身につけて仕事に生かしたいと思った。
ほとんどの講座を無料で受けられたのがありがたかった。
次は「ビジネス英語」に挑戦したい」と柴田さん。
同社では、昨年から「就業前特別集中研修」を始めたが、事務経験のない受講者の事務職就業率が10%から80%になるなど、“即戦力”としての効果が出ているという。
規制緩和により、04年秋以降、金融機関の窓口で有価証券を販売する「証券外務員」の資格は、未経験者でも取得できるようになった。
景気の回復や金融業界の再編などに伴い、証券外務員の需要は急激に高まっている。
こうしたことから、人材派遣会社「パソナ」でも「証券外務員」や「貿易事務スタッフ」などの養成プログラム(無料)を今年から始めた。
「無事、資格を取得した人には、優先的に仕事を案内しています。
仕事の可能性を広げたい女性に好評です」と同社。
働く女性がより美しく振る舞うために必要な技術を伝授する「プレシャス・キャリア塾」も同社では今年6月に開校。
歩き方やメーク法、話し方、人脈の作り方などを11回に分けて学ぶコースが、派遣登録者なら一般より安い4万7250円で受けられる。
厚生労働省によると、04年度の派遣労働者数は227万人、派遣先件数は約50万件と前年度に比べ17%増えた。
キャリアアップを目指すのならこのような講座やセミナーを上手に利用するのが良いですね。
広域求職活動費
広域求職活動費は、ハローワークの紹介による就職活動のため、遠方の会社へ面接訪問する場合に受給ができます。自分にあった会社が近くにない場合のためです。面接の結果、会社に就職できなかった場合でも、広域求職活動費は支給を受けることができます。
◆支給条件
①訪問先が片道400Km以上であること
400Km未満の近距離の場合は、支給されません。
②待期期間の7日間が経過後の求職活動であること
③3ヶ月の給付制限がある場合は、給付制限期間経過後の求職活動であること
④訪問先から交通費などの支給がないこと
ただし、支給があっても少額であれば差額分が支給されます。
◆支給額
交通費は、実費相当額ですが、鉄道は普通旅客運賃相当額、船賃は2等運賃相当額、車賃は1kmにつき37円で計算した額と細かく決まっています。宿泊料は、距離と訪問会社数により支給額が異なります。
例: 400Km以上~800Km未満で、訪問数が2社以下の場合 1泊分
400Km以上~800Km未満で、訪問数が3社以上の場合 2泊分など。。
宿泊料は、最高6泊までです。なお、1泊分は、宿泊地によって7,800円か8,700円の2通りとなっています。
◆受給手続
ハローワークの指示を受けた日から10日以内に広域求職活動費支給申請書を提出する必要があります。
再就職を目指してがんばるぞ~。