サラリーマンで失業保険をもらっても、中高年の人は支給期間内に次の就職先が見つかるのはかなり難しくなっています。
特にある程度、希望条件を絞った場合、その難しさは倍加します。
また、収入面でも減少するのは覚悟しなければなりません。
特に今の時代は中高年は人工構成比で行けば、多い年代に当たり、同年代通しで仕事を奪い合う様相を呈しています。
一般公募の件数も非常に少なく、年齢不問などの条件があれば、中高年が殺到しています。
もしあなたが技術職などでユニークなアイディアを持っている場合、それは転職いや会社を興せるいいチャンスかもしれません。
特に大学の研究者が会社を興せるように法律が改正になったため、教授で経営者という例も多くなりました。
教授とまで行かなくても、こうした組織は研究職以外の人材(例えば技術営業など)が不足しているので、経験が豊富なあなたであれば、こうした組織で腕をふるうことも夢ではありません。
またこうした組織はニッチというより基礎的な部分からの研究を積み重ねてのデビューですから、対象市場は大きく、成功すれば反対報酬も大きいのが特徴です。
こうした大学発ベンチャーの目指す市場は、国内ではなく多くは世界を目指していますね。
経済、法制度(新会社法、SOX法など)の影響で雇用情勢はかなり変化しています。
また、経済のグローバル化により地方の中小企業も世界のマーケットとの競争になっています。
こうしたことを背景に中高年が培ってきた経験や知識が役立つ場面は狭められているようです。
特に多くの部署を経験した人ほど、結果的に器用貧乏となり「使えない」人材となる可能性が高いです。
しかし、こうした情勢を見越して「自分への投資」を怠らなかった人ほどあわてないで済むようです。
中高年の転職がかなり厳しいということから、最近では地方の少子高齢化、過疎対策などで、中高年を受け入れる自治体も多くなっています。
単に住居を地方に移すだけでなくそこで職を得ながら生活をすわけですから、ある意味転職といっても差し支えないでしょう。
ただ、この場合でも家族の問題、移住先の仕事や収入、住環境、将来像など次前に綿密に計画、調査が必要のようです。
単に憧れや田舎暮らし、といった動機で実行した場合失敗しているいケースが多くあり、成功している人たちはやはり事前に時間をかけて綿密な調査と、近隣の人たちとの交流を充分に行っていたようです。
有効求人倍率が極端に低くなっておりますね。
そんななかでも求人広告を出している企業もありますので、掲載されている内容の見方を説明します。
まずは「職種」について。
職種は企業によって表現の仕方が違います。
同じ職種でも企業により仕事内容が違うこともあります。
応募前に電話などで確認してみましょう。
「資格」について。
求人で必要な資格が書いてあります。
基本的には年齢や学歴のことです。
あくまで目安的なものです。
多少のこと、例えば年齢が多少該当していなくても問い合わせて聞いてみましょう。
しかし専門的な資格が求められている場合もあります。
きちんと確認しましょう。
「給与」について。
支払われる最低賃金が書いてあります。
月給制、年俸制、固定給、歩合給、賞与、各種手当など様々です。
詳細については面接時に聞いてみましょう。
「勤務地」について。
転勤の有無、勤務時間、残業については求人広告だけでは読み取りにくいです。
転勤については、頻繁にあるものなのか、希望勤務地は聞いてもらえるかなど実情を聞いてみましょう。
残業についても、頻度、残業時間など実情を面接時に聞いてみましょう。
「休日、休暇」について。
企業によって様々です。
「完全週休二日制」「週休二日制」「月8日以上」などいろいろあります。
1ヶ月に1度だけでも週に2日休みがあれば週休二日制となります。
毎週2日休みがあるものを完全週休二日制といいます。
この点、間違えないように気をつけましょう。
企業毎に設定がいろいろありますから、年間休日日数で比較するのもいいかもしれません。
有給休暇が設定されていても、取得がしにくく取得率が悪い企業もあります。
職場の実情がどうなのか、確認してみましょう。
厳しい雇用状況の中求人広告を見て職種が自分に合っていそうならとりあえず問い合わせたり、応募してみるのも一考でしょうね。
再就職を目指してがんばるぞ~。