アルバイト求人の広告は、紙媒体からインターネット経由が多くなってきています。
従来は、店頭の張り紙や町の広告、ポスター、直接訪ねる、知り合いからの紹介、学校での掲示板、官庁の広報、新聞の広告や折込チラシ、公共職業安定所(ハローワーク)、などが主なアルバイト求人の情報手段でした。
これら従来の求人方法は、限られた地域でしか告知することができず、また一部の人にしか伝わらないために、投入する費用に比べて効率的な手段とはいえないものでした。
アルバイト求人の情報誌として「ビーイング」「とらばーゆ」「an」「デューダ」などがありますが、これらの有料情報誌に代わって、フリーペーパーと呼ばれる地域密着型無料求人誌が増えてきました。
フリーペーパーは、人が多く集まる駅やレストラン、商店街などに無料で置かれていて、誰でもが簡単に最新の情報を手にすることができます。
また、定期的に発行され多くの業種が掲載されているため、収入や労働条件などを簡単に比較することができます。
また、情報手段が進歩し多様化した現在では、様々な方法でアルバイト求人の活動が行われています。
たとえば、インターネットやブロードバンドの普及により、24時間いつでも応募できるアルバイト求人サイトがその一つです。
代表的なサイトに
・フロム・エー(http://www.froma.com/)
・[en] 本気のアルバイト(http://honkibaito.en-japan.com/)
・リクナビNEXT(http://next.rikunabi.com/)
・総合アルバイト情報のan(http://weban.jp)
・e-aidem(イーアイデム)(http://www.e-aidem.com/)などがあります。
インターネットのアルバイト求人サイトは、地域別情報、業種別情報、期間や収入別情報など、豊富なデータが提供され、必要とする項目別に検索することができます。
また、サイトから直接にアルバイトの応募ができるよう、ほとんどのアルバイト求人サイトが登録制度を設けています。
さらに、アルバイトに関連する労働契約や社会保険、税制上の情報も掲載されており、就労後の諸問題をあらかじめ知識として入手できるようになっているなど、知りたい情報も豊富に掲載されており主婦や、中高年の人のインターネットでの利用者が増えています。
シニアアルバイトという言葉をよく聞くようになりましたね。
改正高年齢者雇用安定法が施行されるようになって、60歳定年制が廃止され、シニア世代の活躍の場が増えるようになりました。
景気の好転で若者が企業に正社員として採用される機会が増えて、アルバイトの人材として確保しにくくなったことから、シニアアルバイトという雇用形態でシニアを積極的に雇うようになってきています。
また、年金や医療費、介護保険などの負担増によって、働ける間は働きたい。社会との接点を持って楽しみながら働きたい。
というシニアの意識の変化もシニアアルバイトを希望する求職者が増える一因となっています。
シニアアルバイトの職種で多いのは流通業です。
コンビニ業界ではローソンがシニアのアルバイト採用に力を入れ始めたのは2006年からです。
まずは一部の店舗で実験的に始め、2007年6月から全国規模にシニアアルバイト雇用を広げました。
シニアアルバイトの採用を希望する店には「50歳からのアルバイト」と大きく書かれた募集ポスターを配布しています。
ファストフードでは、「モスフードサービス」は直営店約30店舗で60、70代のスタッフが約60名という勤務実績があります。
大手量販店ではイオングループのマックスバリューがシニアアルバイトの雇用に取り組んでいます。
シニアアルバイトを雇用してみると、シニアアルバイトは社会常識があり、基本的な接客マナーを教育する必要がなく、若いスタッフの手本にもなることや、シニアアルバイトがいることで店が高齢者が来やすい雰囲気になり、高齢者の客層が増えるという企業側の利点もあることが認められています。
シニアアルバイトをどこで探すかというと、シニアハローワークといわれる高年齢者職業相談室やジョブアイテムなどのフリーペーパーでもシニアアルバイト特集組むようになってきているようです。
高年齢者職業相談室 http://www.mhlw.go.jp/general/seido/anteikyoku/ko-soudan/
再就職を目指してがんばるぞ~。